七夕・星祭の起源と仙台七夕まつりの色彩

七夕の起源

日本の五節句としての「七夕・星祭」の由来と仙台七夕まつりの起源について

日本における七夕の行事は中国から日本に伝わった乞巧奠(きっこうでん)からくるものです
乞巧(きっこう)は、「技巧をさずかるように祈り、技能上達を願う」といった意味で 奠(でん)は、神仏に礼を尽くし物をそなえるという意味があります
仙台七夕飾りのシンボルでもある七つ飾りはそれぞれにそれらの意味を持たせてあります

「七夕の起源」その始まりは6世紀、日本では古墳時代から飛鳥時代へと移り変わろうとしていた頃、中国では盛んにインドの文化を仏教の経典とともに取り入れてきました
三蔵法師の西遊記もこの時代背景です
中国で育まれた文化はそこから日本へと遠い道のりを遣唐使により運ばれ、政治・経済・宗教・芸術工芸とともに受け入れられてきました  
それから長い時間をかけて中国の文化と日本の四季が融合し日本独自の節句が生まれました
節句は節供とも書かれ四季を味わい、それぞれを季節のまつりとして楽しみながら、人と人との絆を深め敬いの気持ちと生活の向上などを祈願し育まれ、夏の節句が「七夕・星祭」です「織姫と彦星」の物語もこの頃に中国から星伝説の一つとして日本に伝わったものです
「織姫と彦星」の物語は、天帝の娘である働き者の「織姫」と、同じく働き者の彦星・牽牛星の結婚から始まる物語です
2人が結婚すると、若い二人の夫婦生活は、あまりにもしあわせで楽しくて有頂天になり、織姫は機(はた)を織らず、彦星は牛を追わなくなりました
それを見て天帝は怒り二人を天の川をへだてて引き離してしまいましたしかし、あまりにも厳しくしすぎたと思い、特別に年に1度、七夕の日にだけは会えることを許されたという物語です
天の川でいっぱいになる真夏の夜の星空があまりにも美しいのでこのような伝説が生まれたのでは、と思います

仙台七夕まつりの色彩

七夕に使われる色彩もこれらの星空の惑星との関係に基づいたものです
陰陽五行説の五色とは「木・火・土・金・水」の五行の色で、 東は「木」にして青色を、南は「火」にして赤色を、西は「金」にして白色を、北は「水」にして黒色を、中央は「土」にして黄色を現し 四方から中央にかけて五色が生じるとされています。
仙台七夕の基本色はこれらの伝統色を取り入れて黒を紫に置き換えて作られています。
星のお祭りというよりは惑星的なって感じです

仙台七夕まつりは毎年8月6日から3日間開催されます

仙台七夕まつり当日(8月6日から8月8日朝9:00~夜の9:00迄)は各町内会の街角で五色の短冊に
願い事を自由に書き込めるコーナーを観覧においでになる皆様のためにご用意してます
ぜひ、仙台七夕まつりへお越しの際は足を止めて願い事を記されてください

短冊に願い事を
願い事はいつの日かきっとかないます

願い事を五色の短冊に書き記し、その思いは夜空の星に届きます

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