新型コロナウイルス感染症の影響を受けられた
皆様に心よりお見舞い申し上げます。
2020年度の「仙台七夕まつり」は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため
4月10日時点で
仙台市商工会議所役員会による全会一致で中止の運びになりました。
青葉まつり花火祭共に中止です。

郡和子仙台市長は、観光業を中心とした経済損失の大きさに「支援策を打ち出し、迅速に対応する」と述べた。
仙台七夕を守る為には、観光産業を取り巻く商業目的の業者を守るより先に伝統行事としての七夕飾り自体を守るのが優先です。
協賛会の鎌田宏会長は、伝統を守るため、店や家庭単位で飾りを作るよう呼び掛ける意向を示しました。(具体案は思案中です。

東北の最大の夏祭り
「仙台七夕まつり」

仙台七夕まつり 星空の下で仙台七夕の特徴は装飾の全てが和紙での手作りから出来ているところです。
近年での和紙は民芸品の仲間入りをしてしまいましたが、今日でも土佐和紙と友禅千代紙などを取り入れて仙台七夕は作られています。
和紙は自然の恵みから出来ているので、やわらかく・やさしい表情を楽しませてくれます。
さらに素材としての和紙は創造の喜びと醍醐味を我々に与えてくれます。
夜空に華やぐ七夕飾りは観る者すべてに感動を誘います。
その他、前夜祭の「仙台七夕花火祭」のほか、期間中夕方に行われる「星の宵まつり」が、
仙台七夕まつりを一層盛り上げます。

前夜祭 
仙台七夕花火祭

仙台七夕まつりの前夜祭には広瀬川のほとりで仙台七夕花火祭が開催されます。仙台七夕花火祭 スターマイン
残念ながら本年度2020年の花火祭りは新型コロナウィルス感染症拡大の抑制の為中止への運びになりました。主催の仙台青年会議所では、来年に向け準備を進めています。
仙台七夕花火祭はクラウドファンディングによる全国からの支援金と地元企業の協賛金と個人からの募金などで成り立っています。

仙台七夕まつり」
七夕の由来と仙台七夕

仙台七夕まつり ポスター日本の暦には5節句があり七月には「七夕」が長い歴史をつないできました。
仙台では旧暦に近い8月6日から3日間、仙台市全域にわたり盛大に繰り広げられます。
今では世界中から観光客が訪れるようになり、ひと夏の感動をたくさんの人々と共有されるようになりました。
「仙台七夕」の大きな特徴は、毎年新しい飾り物を新調することです。竹細工から始まり装飾には友禅千代紙と土佐和紙などを使い一つ一つ心をこめてその日のために毎年準備されます。
飾り物の上部・丸い部分(くす玉)は2月の寒い時期に山から切り出した孟宗竹を竹ひごにし丸く編んで作ります。それに伊予(四国)の土佐和紙で作ったお花で飾ります。下部になる吹流しの部分は京都から取り寄せた友禅和紙などを取り入れ毎年工夫しながら作ります。
多方より観光に来られる方々により多く喜んでいただけるようにと日々試行錯誤しながら工夫を重ねて当日に向けて準備をします。

星伝説 の「七夕」

星伝説 七夕日本最古の歌集である「万葉集」に百三十首を越える七夕の歌が残っています。
そのほとんどが男女の恋の物語として詠まれています。
特に飛鳥時代に「歌聖」として有名だった「柿本人麻呂」という歌人は、恋歌という恋を題材した歌を多く残しており、その中には七夕を題材にした歌が含まれています。
天の川、楫の音聞こゆ、彦星と織女と、今夜逢ふらしも
これを話し言葉にすると、
「今夜は七夕の夜なんですね。楫(かじ)を漕いでいるのは彦星です。彦星が天の川を舟で渡って織姫星(おりひめぼし)に逢いにゆくのですね。」
彦星が自分で小舟に乗って織姫に逢いに行く様を歌っています。夜空には彦星が織姫の元へと天の川を渡って行く姿が見える様です。七夕の夜は恋人たちの夢の一夜なのかもしれません。

 

5月「青葉まつり」

仙台 青葉まつり「青葉まつり」は仙台の三大まつりの一つとして5月の第3日曜日に仙台市中心部で開催されます。
令和2年は5月16日(土曜)・17日(日曜)に予定されてます。
山鉾巡行、すずめ踊りなどが、東二番町通、定禅寺通で繰り広げられます。
「青葉まつりの歴史」
「青葉まつり」の起源は青葉神社のお祭りです。現在の伊達政宗公の霊屋は瑞鳳殿に位置されてますが明治7年に伊達家の菩提寺である東昌寺の敷地内に青葉神社を創建しこの場所を基点に「青葉まつり」を伊達政宗公の命日である5月24日に行うようになりました。このころの青葉まつりは仙台藩伊達家における参勤交代に使われていた奥州街道を青葉神社から出発し、荒町・河原町・長町へと遠路お神輿を担いでいました。
残念なことに、明治時代から続いた「青葉まつり」は1939年に人類史上最悪の第二次世界大戦の勃発でなくなりました。それからさらに、1945年の終戦(敗戦)からGHQの占領下になり、昭和27年サンフランシスコ平和条約(1952年(昭和27年)4月28日に発効)までの7年間にわたり「青葉まつり」その他「仙台七夕まつり」は無いままの時代が続きました。
このサンフランシスコ平和条約(1951年)を境に市民はお祭りごとに力を入れるようになり全国でも伝統行事が再興されるようになり町の発展と復興に夢を抱けるようになりました。
一度途絶えた伝統行事の復活には人々の尽力と時間が必要です。「仙台七夕まつり」もこのころから復活しています。現在の「青葉まつり」は、昭和60年(1985年)に伊達政宗公没後350年記念として、仙台の新たな旅立ちをテーマにようやく復活され今日に至ります。

七夕飾りの準備
(くす玉)

くす玉の竹かごつくり「くす玉の竹かご作り」
「くす玉」の呼び名の由来は落成式・各セレモニーなどで使われる割れ玉の呼び名から来ています。
竹職人は、冬期に山に入り孟宗竹(もうそうちく)又は真竹(まだけ)を採取し、出来上がる竹かごの大きさに合わせて一本一本竹ひごをこしらえて材料を用意しくす玉の竹かご作りの準備を進めます。材料にするための竹は三年以上経過した硬い竹を選びます。
仙台七夕のサイズは直径60cmのものが一番多く作られますのでそれらに合わせた長さの材料を数百個分用意します。
大きさの種類は小さなもので直径15cm、大きなものでは直径1メートルにもなります。全て職人さんの手作業で丹念に作られてます。古くは江戸時代から営まれてきたこれらの竹細工も現代では工芸品となり各家庭の中では見ることが無くなりましたが、 「仙台七夕」 では毎年数多くの竹かごがに使われています。

材料の準備
(まげ輪)

まげ輪「吹き流しの芯材・まげ輪作り」
まげ輪は、くす玉の下の部分になる吹き流しの骨組みになります。
「まげ輪」の語源はまげわっぱから来ています。
飲茶などに使われる「せいろ」と同じ材料で作られます。
木曽ヒノキ・やなぎ等の木材から一本づつ丁寧に作られます。
大小ある七夕の大きさに合わせて毎年新しいものが創作されます。

くす玉のお花付け

くす玉つくり「くす玉」竹かごにお花を付けます。
四国から取り寄せた土佐和紙のお花紙でくす玉を作ります。
直径60cmの「くす玉」には凡そ200個のお花が付きます。
毎年新しいデザインを考案し作ります。

宮城県内一円の各商店から営業所まで七夕飾りに関わる人全てが協力し合いながらその日の為に毎年創作します。個々の工夫を取り入れた七夕飾りを空高く飾れる日を夢見て願いを込めて作ってます。
七夕飾りの創作は社会的な親睦と喜びを共にする人々の感動を真夏の空に託します。

「吹流し作り」
手染めの吹流し

手染め 七夕折りたたんだ和紙に色を作った染粉で吹き流しの材料を作ります。
装飾に使われる紙衣も染粉で色を作って染め上げていきます。
仙台七夕は染め紙以外にも貼り絵・折紙等で様々な工夫を施します。
見て楽しむ七夕飾りの最大の醍醐味は創作する作り手の楽しみでもあります。
仙台では商店街だけではなく各家庭、子供会などでもたくさんの七夕を創作します。

8月4日
「笹竹の準備」

仙台七夕 笹竹設置作業笹竹の準備は8月4日(本番二日前)から始まります。
およそ16メートルの笹竹が其々の商店ごとに配布され準備が進められます。
笹竹は仙台市近郊の竹山からこの日の為に切り出して運んできます。
仙台の孟宗竹は固く真っ直ぐに育つので大きな七夕をしっかり支えてくれます。

近年では交通事情が問題になり16メートルもの笹竹を山から街まで運搬することが困難になってきました。

星に願いを

仙台七夕の願い事仙台七夕では街中いたるところで短冊に願い事が書けるスポットが用意されています。
訪れた方々は、星に願いを込め短冊に個々の思いを書き記します。

子供たちの願い事は夢と希望に満ちあふれています。
七夕に託された夢と願い事は夜空の星へと届きます。
七夕が終了した後の
短冊は神社各所などお焚き上げ行事に収められます。

仙台七夕で思い思いを書き込んだ願い事はいつの日かきっとかないます

取り付け作業

飾りつけ

8月6日から3日間 最終日は夜の9時まで七夕飾りが掲出されます。

遠方からおいでになられる観光客の皆様にも喜んでいただけますようにと気持ちを込めて飾りつけを急ぎます。夏は夜明けが速いので観光客の皆様も早い時間から見物に歩き始めます。近年では海外からのお客様も大勢おいでになります。
仙台市内中心部から隙間なく並ぶ七夕飾りの光景は間違いなく圧巻です。見物においでになられる全ての人々に感動と喜びを感じてもらえるようにと頑張って作業を進めます。

七夕見物

七夕見物商店街の一部のアーケードは屋根がないので夜空に流れる七夕飾りが楽しめます。
仙台七夕まつりは仙台駅の西口正面からアーケード街に渡りおよそ500本の笹竹に和紙で装飾された七夕飾りが隙間なく飾られます。
仙台市の七夕協賛会による審査会も初日から行われ金賞・銀賞・銅賞などの審査が行われます。ただ大きいだけ、お金をたくさんかけて看板業者に作らせたものよりも
各商店さんが心を込めて工夫して作られた七夕飾りが評価されます。

仙台の七夕飾りは観光でおいでになられる皆様との心のつながりを大切にしています。たび重なる災害にも負けることなくここまで頑張ってきました。これからも絶えることなく永遠に仙台七夕を守っていければと次世代に期待します。
一夏の感動は、仙台の七夕で必ず見つかります。

七夕見物では記念に写真を撮られる方がたくさんおられます。仙台駅西口の繁華街からアーケードを中心に笹竹一本づつ全ての七夕の写真を撮ろうとすると凡そ500枚ほどの撮影枚数になります。お写真を撮る方はその枚数のご用意をされますようにお願いいたします。

見どころ

仙台七夕 徳島阿波踊り仙台市内中心部繁華街での七夕飾りはお祭り期間中の早朝に掲出され夜の9時には片付けられます。3日間といえども関係者の皆さんは大変な作業になります。
全国からおいでになられる観光客の皆様の為にとなるべく長い時間飾られている場所もありますが限られた場所になります。仙台駅の構内・飛行場など屋内の飾り物はそれとは別に長い期間そのまま掲出されています。
仙台七夕は和紙で出来ているため台風の影響を受けてしまったりと天候に左右されやすいと思われますが、雨にも負けず頑張って飾り続けていますので天気予報などは気にすることなく観光にお越しになってください。
仙台駅西口前から西へ延びる約800mの中央通り(ハピナ名掛丁商店街、クリスロード商店街、マーブルロードおおまち商店街)を進むと、北から南へ延びる約900mの一番町通り(一番町四丁目商店街、ぶらんどーむ一番町商店街、サンモール一番町商店街)へと隙間なく飾られる七夕飾りは観た瞬間思わず感激の声が出てしまいます。

七夕まつり期間中

仙台七夕 飾り付け七夕飾りは期間中毎日、早朝5時~9時に掲出作業をします。
仙台七夕は和紙で出来ているため雨風などで破損もします。前日の破損個所などは毎朝手直しされ期間中はきれいな状態で飾られます。
たった3日間のお祭りです。たった3日間の為に一年を通して思いを込めます。
人と人とのこころが通じる七夕まつりを全国の皆様で楽しんでいただければ幸いです。
そんな一心の気持ちで伝統文化である七夕に精魂こめます。

8月13日
「仙台竹灯り」

仙台竹灯り「仙台七夕まつり」終了後の仙台市内は真夏の夢の3日間が過ぎて日常を取り戻します。
仙台七夕の飾り物の作業は9月まで一休みし、後片付けが終わったのと同時に来年の準備へとスタートします。一つの七夕飾りを作るのには細かく膨大な手作業があるので一年かけて準備をします。

七夕飾りで使われた数百本の笹竹は、毎年お盆の迎え火にと繁華街北部にあたる一番町4丁目商店街にて仙台竹灯りの行事に使われます。
およそ2000個の竹灯りが毎年準備されます。
竹の節を抜いて中に蝋燭を立て一斉に火を焚きお盆の迎え火として故人を迎えます。

お盆の迎え火はきびしい暑さと夏の終わりに故人を迎える大切な行事です。

仙台七夕写真集

仙台七夕~仙台竹灯り

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